「ボランティア活動の軌跡と私の思い」   

                     会長  河野靖洋

 

 本会の30周年にあたり、今まで営々と活動を支えてこられた先輩は勿論、社協及び施設の関係者のご支援に感謝し、利用者の皆様に期待していただける活動の更なる発展を実現したいとの思いをお話しします。

 

 ボランティア活動への関心と入会

定年後、小金井で色々な会に入会して活動したが、自分のニーズを満たすためで、人に尽くすような活動とは程遠い感じで悶々としていた。そんな中、前会長の渡辺さんとお会いする機会があり、ボランティア活動の内容が分かり、自分でもできそうなので、入会することとした。

 

活動して感じたこと

実際の活動は「合唱」、「習字」、「傾聴」ですが、介護施設での入居者、デイサービス利用者、職員の皆さんと接しているだけで元気をもらいます。「合唱」は歌手だった方もおられますが、皆が知っている唄を一緒に歌うとすっきりして充足感があります。「習字」は小学校で習っただけと言いながら、一生懸命に取り組む姿が印象に残ります。中にはプロ級の人もいてびっくりします。「傾聴」は戦争体験や疎開の話が多く、疎開して親の干渉から逃れて「ほっと」したとか、盗難事件があったとき弟が村人からぬれぎぬを着せられ大変だったとか家族にはいつもの話と言われているようですが、その思い出を話す姿勢に圧倒されます。皆さんは話をしたくて待っておられるようで、全身で聞く「傾聴」はやりがいがあります。

 

会長を引き受けて感じたこと

会長を引き受けたのは、ある時定例会で「会長代理」となり、前会長の渡辺修さんが急逝され、引き受けることとしました。

ただ、会長になったとき一番苦しかったのは、「コロナ感染」が深刻な状況で、活動の糸口が見えない事でした。しかし、会員の前向きな姿勢があり、研修をメインにした活動で、何とか会としての運営を維持していました。その後、コロナも収束の兆しも見え、「つきみの園」の積極的な対応と会員の気持ちも高まり、2023年から活動が徐々に活性化して来ました。

活動内容も習字、傾聴をはじめ、囲碁、麻雀、将棋と多様となり、新たな施設からの要望もあり、会として粘り強く維持して良かったと感じています。

 

前会長の思い出と今後の抱負

前会長の渡辺さんは、会長になられた時には「従来の活動」について検証され、「会員が無理なく活動できる環境整備」に尽力されました。

私の抱負は、「会員が皆で、楽しく活動できること」ならびに会員および関係者のご支援を得て活動を円滑に進めることは従来通りですが、今後も変化する活動の研鑽とホームページなど施策の充実を図り、福祉活動の一助になればと思っています。

 

最後にこの度創立30周年にあたり、会員有志から「入会のきっかけや活動の内容、活動して感動したこと」などをまとめた寄稿文をいただきました。多様な内容ですが、是非ともお読みいただき共感を覚えていただければ幸いです。お読みになられた皆さんが、選択肢のひとつとしてご一緒に活動に参加されることを願っています。