「ボランティア活動を通して感じたこと、学んだこと」
前理事 小塩 正子
15年ほど前に永年勤めていた会社を退職、しばらくはプライベートな雑事に時間を費やしておりましたが、それも落ち着き何かを始めようと思った時にボランティア活動を思いつき市役所に問い合わせをしたら友愛活動を紹介され、2009年9月より活動を始めました。その関係からその後桜町のやすらぎ支援や地域ボランティアからも声をかけて頂き現在に至っております。
友愛、やすらぎの活動は個人宅での傾聴で、述べ27人の方のお宅を訪問させていただきましたが、その方々の性格、家庭環境等々様々なのは当然のことながら、テレビや新聞を通して見聞きするだけでは実際は理解できていなかったことを実感し、現実を目の当たりにして深く考えさせられました。
傾聴訪問を始めた頃のことですが、利用者さんから色々な不満を訴えられ良かれと思い、ああしたら、こうしたらと提案した時に「そんなことしたくないのよ!」と強い口調で言い返され、傾聴の意味がよくわかっていなかった不勉強さに初めて気付き目が覚める思いをしたことをよく覚えています。このことをきっかけにカウンセリングのセミナーに出席したりして自分なりに勉強し、傾聴とはその字のごとく話に耳を傾け共感することだと学びました。この利用者さんは常日頃不満の多い方でしたが、この方のおかげで大事なことに気づかされたと感謝しています。
どなたとも感じたことですが、訪問2、3回くらいまでは何となく打ち解けない雰囲気が、訪問を重ねるごとに徐々に和らぎそれほど意識しないで会話を進めることができるようになり、その時初めて信頼関係が築けたことが実感でき嬉しく思ったものです。
時に訪問の約束を忘れられ留守だったり、「今日はいいわ」と玄関先で断られたりしたことが幾度もありましたが、定期的な訪問自体に安否確認の意味があり、それはそれでひとつの情報として参考になるのではないかと思います。
地域ボランティアへは、ちょうど10年前の2014年からの活動参加になります。ここでは個人宅での傾聴もありますが、主には介護施設での様々なお手伝いですので、それまでお宅を訪問しておひとり相手の対応しかしていなかった私には大勢のお年寄りを前に面くらい、ある種のショックを受けたのも事実です。しかしながら回を重ねるごとに利用者さんのお顔も覚え、親しみを感じ始めるとともに楽しさが増し従足感が味わえます。
ボランティア活動とは自発的に人や社会に貢献する活動だそうで、当初は私もそのように軽く考えていましたが、微力ながらも経験を重ねるうちに学びや気づきが沢山あり、自分を成長させる活動だと強く感じております。一緒に活動している仲間たちやボランティアを通じて出会えた人たちに感謝する思いでいっぱいです。
母の介護で時間的に制約がありますが、健康に留意しできる範囲でこれからも続けていきたいと思っています。
小金井地域ボランティアの会